V300 発売

立形マシニングセンタ

V300 発売

立形マシニングセンタ

新製品 立形マシニングセンタ V300 の販売を2024年10月30日(水)より開始します。


労働人口が減少する中、金型加工においても、従来のように熟練作業者による高い要求精度の実現が非常に難しくなっています。その為、加工機による高精度加工の自動化が求められ、金型加工精度への要求が一段と厳しくなっています。

この課題に対して、発売以来約7000台の販売実績を有する立形マシニングセンタV33シリーズを刷新し、新製品V300を開発しました。 

V300は 「いつでも、どこでも、誰でも」 従来機V33i以上の加工精度を安定的に実現します。

従来機にてご評価頂いた長時間運転での安定した加工精度、加工面品位、これらを実現させる機械構造を踏襲し、信頼性・生産性・自働化対応・環境への配慮をさらに進化させ、お客様の課題にお応えいたします。機種名は従来機よりも更なる性能向上を示し、V300としました。
 





<主な特長>
温度環境に影響されない長時間運転での安定した加工精度
  • 長時間の連続運転での自己発熱に対し、冷却方法を見直し精度変化が発生しないよう、更に改善しました。
 
  • eSTABILIZER:長時間加工での精度安定化機能として、設置環境の温度変化による機械変形を自動で抑制
 
  • ベッド・コラムスタビライザ(オプション):冷却液を機械鋳物内に循環させることで機械本体温度を安定化
 

 
長時間連続運転での安定した高い加工精度
  • 9段の階段形状を1時間毎に切削加工し、XYZ方向の変位を確認した結果、加工精度X/Y/Zすべて±2μm以内の良好な結果を得ました。(弊社工場環境での実績値)



 
 
  • 加工領域を5分割し、それぞれに異なる工具を使用し、加工段差を確認した結果、従来機同等、±1.5μmを達成しました。(弊社工場環境での実績値)

 
 
 
スーパーGI.6制御
  • 当社独自の高速高精度技術「スーパーGI.5制御」が「スーパーGI.6制御」に進化しました。加工精度と運転時間を調整する「加工モード」を、よりきめ細かく設定可能で、当社独自のスムージング技術「GIスムージング」と連携し、お客様の目的にあった最適な加工を実現します。


 

加工面品位の更なる向上
  • 最新の送り軸機構と最新の制御技術により、従来機と比較し、送り軸反転時のスジの現れ方が低減し、従来機よりも更なる面品位の向上を実現しました。
     






 

経済性 / 環境への配慮
  • eSTABILIZER(厳密な工場空調がない環境においても安定的に高い加工精度を実現する機械制御機能)や各種省エネルギー機能を搭載し、お客様工場での空調にかかる消費電力、補器類含む機械自体の消費電力を削減します。
  • 周辺機器の最適化により、従来機よりも待機電力25%、加工中電力8%の省エネを実現しました。
 
各種自働化システムに対応するロボットシャッタ(オプション)を用意しています。




<主な仕様>
移動量(X × Y × Z):650 × 450 × 350 mm
最大ワークサイズ(幅 × 奥行き × 高さ):800 × 635 × 250 mm
最大積載質量:300 kg


※本機は2024年11月5日10日に東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2024に出展いたします。


 

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